中高年の引きこもりが推計61万人!?原因と特徴は?対策と脱出方法は?

近年、中高年の引きこもりが大きな社会問題となっています。

「えっ!?引きこもりって子どもがなるイメージがあるような・・・。」
と思った方もいるでしょう。私も思ってましたが、そうでもないようです。

2019年3月29日、内閣府が40歳から64歳までの中高年の引きこもりは推計で61万人に上るという調査結果を発表しました。前回の調査では15歳から39歳までの推計は54万人。

中高年の引きこもりは若年層よりも多いという衝撃の数字です。

そこで今回は、中高年の引きこもりの原因と特徴、その対策と脱出方法について
調べてみました。

引きこもりとは何?

そもそも引きこもりとは何でしょうか?

厚生労働省が定義する「引きこもり」とは、

6ヵ月以上にわたって「趣味の用事のときだけ外出する」「近所のコンビニなどには出かける」「自室からは出るが、家からは出ない」「自室からはほとんど出ないとされています。

6ヵ月未満なら引きこもりではないのか?という疑問は残りますが、
概ね上記のような状態であれば、引きこもりといえるでしょう。

ただ、上記以外でも「家族以外の他人と交流をもたない」という方も引きこもりと判断されることがあります。

中高年の引きこもりの原因

今回の調査結果で男女比をみると4分の3が男性となっています。

主な原因として挙げられたのが、「人間関係」「病気」そして「退職」です。

人間関係

社会人になると学生時代とは違い、仲の良い友人とだけ付き合うというわけにはいきません。

パワハラ・セクハラ上司や噂話が大好きで人の陰口ばかりの同僚、自己主張が強い後輩など、
挙げればきりがないですが、そういった中で上手く人間関係を構築しないといけません。

ですが、人間関係が上手くいかなくなると精神が疲弊していくことになります。

病気

中高年といえば、身体的にも衰えを感じる頃です。

大病にかかると長期療養生活を余儀なくされこともあり、病気により社会復帰が困難になる
こともあります。

また、人間関係にも関係してきますが、人間関係が上手くいかなく精神疾患になる
可能性もあります。

退職

実は中高年の引きこもりで最も多い原因が「退職」です。

人間関係や病気で退職をした場合、再就職をすることが困難になると徐々にやる気を失うことにもなります。また再就職を繰り返し、最終的には止めてしますケースも。

定年退職の場合、今まで毎日仕事に追われて、退職するとそれが一気に解放されます。
趣味に時間をかけることが出来るようになり、ストレスがなくなると思いますが、
それと同時に自分は社会から必要とされなくなったと感じる人もいます。

中高年の引きこもりの特徴

中高年の引きこもりの特徴としては、

就職氷河期を経験した40歳~44歳の3人に1人が「20歳~24歳の頃から引きこもり状態」と
いうことです。就職活動の失敗や自分が希望としない職種についたことなどです。

また、4割以上の人が悩み事などを「誰にも相談しない」そうです。
それ以外にも、昼夜逆転の生活をしている割合が高くなっているのも特徴です。

対策と脱出方法

それでは引きこもりの対策と脱出方法はどのようにすれば良いのでしょうか?

本人を肯定しましょう

本人も好きで「引きこもり」をしてるわけではありません。心の中では現状を打破したいと
思っていますが、精神が疲弊してるときに、周りから何を言われても心には届きません

まずは本人の話を聞いて肯定してあげることから始めましょう。

引きこもりに限らず、誰でも否定されるより肯定される方が良いですよね。

家族が愛情を持って、コミュニケーションを増やしましょう

引きこもりになると「自分は必要じゃない」「自分は愛されていない」と思いがちです。

そのような考えで心が埋め尽くされてしまわないようにするために、家族が常に愛情を持って接する必要があります。過剰に接する必要はありませんが、毎日声をかけてあげましょう。
決して居ない存在にしないように言葉をかけることが大事です。

また、食事はバランスの良い食事を用意しましょう。バランスの良い食事は健康な体を作るのに重要です。健全な精神は健全な肉体に宿るといいますからね。

徐々に家族とのコミュニケーションを増やしていき、外の情報を雑談に織り交ぜていくことで、次第に外への興味を高めていきましょう。

外部との接触機会を増やしてあげましょう

自分の部屋から出てくるようになり、家族との会話が増えたら、
少しずつ外部との接触を増やしてあげましょう。

最初は夜の散歩でも良いです。昼間は知り合いに会うかもしれない、周りに見られてるかもしれないと不安で仕方ないでしょう。夜から夕方、夕方から昼間とゆっくりでいいです。そうすることで、昼夜逆転の生活も徐々に改善されるはずです。

散歩に慣れてくるころには、親しい友人を招待するのも良いでしょう。他人との会話の練習に親しい友人は良いです。しかし、近しい友人と自分の違いにショックを受けてしまう可能性もあるので、友人を招待するときは慎重に行ってください。

引っ越しも検討しましょう

環境を変えてあげるのも一つの手です。環境を変えてあげることにより、
新しい気持ちになるかもしれません。

しかし、引っ越しは容易に出来ることではありません。
また、引っ越しが根本的な解決にはならない可能性もあります。

各自治体や専門機関に相談しましょう

引きこもりで最も怖いのは共倒れになることです。

中高年の親は高齢です。収入も激減し、年金生活になったときに生活をすることが
困難になります。そうなると共倒れは免れません。

家族だけの解決が困難と感じたら、各自治体や専門機関に相談することをお勧めします。

厚生労働省では「ひきこもり対策推進事業」を創設し、引きこもり対策に組んでいます。
また、ひきこもりに特化した専門的な窓口として「ひきこもり地域支援センター」を
都道府県、指定都市に設置しています。

まとめ

今回は中高年の引きこもりの原因と特徴、その対策と脱出方法について調べてみました。

引きこもりになる原因は様々ですが誰にでも起こりうることです。
引きこもりにならない、させないなめにも家族とのコミュニケーションは大事ですね。

また、家族での解決が困難な場合は恥ずかしがらずに各自治体や専門機関に相談しましょう。

相談窓:ひきこもり地域支援センター

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